「こんにちは」と「さようなら」の隠された意味
本日は番外編として、美しい大和言葉をご紹介します。
しかも今回は、大出血奉仕の二つです!
なぜ「こんにちは」「さようなら」?
みなさんは「こんにちは」の意味を知っていますか。
分からない人はお父さんか国語の先生に聞いてみましょう。
きっと誰も答えられません。
なぜこんにちは、さようなら、なのか
その答えが私の渾身のオススメ本「日本のこころの教育」 境野勝悟著 致知出版社にありました。
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実はこのお話、お客様との雑談や合コンなんかでも圧倒的にウケがいいです!!!
ぜひみなさんも覚えちゃいましょう。
実は省略されている
「こんにちは」の後には実は「お元気ですか」が省略されています。
「こんにちは、お元気ですか」が本来の形です。
前にも触れましたが、日本語は当たり前の事がよく省略されます。
言わなくても分かるでしょ?の文化ですね。
さらに漢字で書くと、「今日はお元気ですか」となります。
日本人はみんな太陽(ヒ)の神が宿っている
では「お元気」とはなんでしょうか。
少し補足が必要です。(少々お付き合いを)
もともと日本人は太陽神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)が司る火(ヒ)を宿した民族だと伝えられています。
古事記で書かれていますね。
日本人はみんなヒをもって生まれ、ヒが清く正しく燃えている(清明心 きよきあかきこころ)事が最も良い事と考えられていました。
ただ、このヒは他人からは目にみえなくて、ヘタすると自分でも見失ってしまうものなのです。
そこで日本人は考えました。毎日お互いにヒが良い状態か確認し合えばいいじゃないか、と。
そして太陽(ヒ)が出ている時に、出会い頭に言い合ったのです。
「こんにちは、(あなたの心のヒは太陽に照らされて)元気ですか(お互い確認し合いましょう)」
そして確認しあって、続けてこういうのです。
「さようならば(=太陽に照らされてヒが本来のよい状態ならば)、ごきげんよう(=機嫌がよいでしょうね)」
そうです、この言葉が省略され「さようなら」となるのです。
日本語の美しさ
「こんにちはとさようなら」
普段気も留めなく使っている二つの言葉に、これだけの意味や思いが隠されているって凄くないですか!?
私はこの話を初めて知って、感動と共に日本語の美しさを強烈に感じました。
それをもっと皆さんに知って欲しくてこの公開日記を始めました。
これからも日本語の美しさを、微力ながら発信できればと思います。
大和琴馬