にほんごで話そっ! 〜カタカナ語への逆襲〜

オーソライズ、タブレット、スマート家電etc. イミワカンナイネ。ここはIT営業マンのブログです。薄っぺらい横文字に違和感を感じている皆さんへお届けするブログです。

スキル ⇒ 技(わざ)

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意味:)手腕。技量。また、訓練によって得られる、特殊な技能や技術。(gooより)


本州はもうすっかり春めいて、もう夏がすぐそこまでやってくる季節となりました。
こんな陽気な時期に通勤電車の吊り広告を見ると、少しため息が出てしまいます。

 

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相変わらず、カタカナ語が多い。

 

悪意あるイメージ

嘘は言っていないけど悪意がある、という事は世間では多いのではないでしょうか。
広告はその典型で、相手にいいイメージのみを一方的に与え、購買意欲を促進させる手法を用います。
前に書いた「ローン ⇒ 貸付、借金」記事内の例も分かりやすいと思います。

 

nihongodehanaso.hatenablog.com

 

スキルという横文字が与える印象は、「簡単にできそう、おしゃれ」と感じます。
一方で技という大和言葉は「時間のかかる、他の追随を許さない、実用的」でしょうか。

 

上達の法則

なぜ多くの日本人は塾やセミナーに通うのに、技が身につかないんでしょう。

英会話なんてその典型ですよね。

その原因の一つは、続けられるかどうかでしょう。

 

 

みなさん、「1万時間の法則」って知っていますか?

 

どんな人でも1万時間、その練習に費やしたらプロになれる。というものです。

要は継続は力なり、ですね。

私の例を挙げますと営業職に勤め始めてから3年10ヶ月、大型新規案件を獲得できませんでした。

大体1年200日出勤、1日10時間労働でしたから、およそ1万時間で達成となりました。

 

一方でスキルアップという言葉からは前述のとおり継続という言葉は出てきません。

なんたって手軽に、簡単にがモットーですから。

(経営側からすると身につかないで通っては辞め、また通っては辞め、の方が儲かります)

 

どっしり腰を構えて

「何か技を身につけるなら、10年単位で考えなさい。」

 

すごい言葉ですよね。

確かに10年続けられたら、意識しなくても技は身につきそう。

 

では10年続けられる事って?

 

やっぱり自分の好きな事なんだと思います。

人は死ぬまで生きるんだから、楽しい事に時間を使いましょう!

 

大和琴