スマート ⇒ 無駄のない
意味:)すらりとして格好がよいさま。洗練されているさま。ハイテクであるさま。(gooより)
スマートフォンの流行で日常目にするようになったこの言葉。
一昔前なら「人」につく言葉だったのに、いつの間にか「物」につくようになりました。
スマートって?
スマートってカタカナ語が持つ「なんか格好いい感じ」の筆頭のような言葉だと思います。
日本語の置き換えを考えた時、「最適化」や「気の利く」、「明晰」など色々思い浮かびました。
スマート家電にしろ、スマートグリッドにしろ、中身はよく分からないけど良さそうというイメージを持ちますね。
ソフト○ンクの「スマート値引き」には少し狙いが外れた感がありますが、単に値引きとするより受け入れられ易いと思います。
私も試しに見積に書いてみようかな。きっとアホかと言われます。
かといって置き換えた無駄のない値引き、も変ですね。
カタカナ語の特性
ここでカタカナ語の特性の一つをご紹介します。
カタカナ語はたくさんの受け手がいると良い印象となり、受け手が少ないほど悪い印象となります。
その原因は外国の物=先進的で格好いい!という明治維新時代の刷り込み思想が起因しています。
私の仮説ですが、脳は自分以外に向けられた言葉を反射的に処理します。
カタカナ語の場合、上の刷り込みです。
一方で自分に向けられた言葉は、脳の他に大和魂が反応します。
そして、それは可笑しいだろうという反応になるのです。
外からだとよく分かる
実は、海外の方が大和言葉の良さに気付き始めるという奇妙な現象が近年起きており、この刷り込みは今、見直しの兆しが出てきています。
岡目八目という言葉の通り、外国の方がよく見える事もあるのでしょう。
今こそ、カタカナ語から奪われた言葉領土を取り返す時です。
大和琴馬