マニュフェスト ⇒ 漢と漢の約束
意味:)国政選挙では政党が、地方選挙では候補者が政権獲得後に実施する政策を具体的に挙げ、実施時期と予算措置について明確に有権者に提示した文書。政権公約。(gooより)
言いたい事は唯一つ
みなさんの仰りたいことも、私が言いたいことも、同じ一つですね。
「守れない約束は初めから言うなよ。」
さらに一つ譲歩して加えるなら、
「それも無理ならせめて、出来なかったら素直にごめんなさいでしょう。」
そりゃ投票を頂くために、大きな夢を語る必要があるのかもしれません。
でもね、言った事は守るか、守れなかったら素直に謝りませんか。
言った事を平気で棚上げするどこかの国とは違うのでしょ?
会社同士の取引で言えば、契約書の文言を一方的に破棄するのと一緒です。
そんな事はわかってる、と言わんばかり表情、テレビに写ってますよ!
日本古来の約束の仕方
武士同士の約束だったら、出来なければ相手に首を差し出しますね。
本人が逃げても、「家に恥をかかせるな!」と家族がそれを許さなかったです。
とりわけ、士農工商の頂きに立つ武士にはそれが顕著でした。
これが先祖代々の日本古来のやり方じゃあないですか。
大丈夫、大丈夫。マニュフェストを破ったところで殺されはしません。
普通に議員を辞めても働けます。
家族も養っていけます。
約束を守る事の難しさ
でも約束を守る事は、簡単なようで、非常に難しい。
かの孔子は約束について、次の様に語ったと論語で書かれています。
利を見ては義を思い、危うきを見ては命を授く、
久要、平生の言を忘れざる、亦以て成人と為すべし。
(論語 憲問第十四の十三より一部抜粋)
意味は「もし、この世に真人(まことのひと)がいるとすれば次のような人を言うのだ。
損得に出会った時に善悪で考えられ、命の危険がある事に勇気を持って命がけで取り組む。そして、いかなる時も日頃の小さな約束を忘れずに覚えている。これらが出来る人は真人と言って良いだろう。」
どんな小さな約束でも、忘れず覚えていてくれて、「あの時の約束、未だ果たせてなくてごめんな」って言われたら、言われたこっちがビビっちゃいます。
せめてマニュフェストを漢と漢の約束としたら、少しは良い方向に行くと勝手に思っています。
大和琴馬