にほんごで話そっ! 〜カタカナ語への逆襲〜

オーソライズ、タブレット、スマート家電etc. イミワカンナイネ。ここはIT営業マンのブログです。薄っぺらい横文字に違和感を感じている皆さんへお届けするブログです。

コンプライアンス ⇒ 道徳

f:id:yamato-kotoba:20150306203748j:plain

意味:)法令遵守。特に、企業がルールに従って公正・公平に業務を遂行すること。

 

N社長「弊社はコンプライアンスを重視した経営を行っています。」

K社長「それは素晴らしいですね。で、具体的には?」

N社長「コンプライアンスの研修を全社員に実施していますよ。しかも年に2回も。」

K社長「へえぇ。ウチも見習わないとなあ。」


中身の無い会話

上の例はお互いの見栄で会話が成り立っています。そこに意味はないのです。
極論をいえば、コンプライアンスというカタカナ語を使いたいだけ。
コンプライアンスはそんな簡単な言葉じゃないっすよ。
もちろん、本当に意味を感得して使っている方もいらっしゃるでしょうが。

 

直訳は法令遵守、でも

置き換える言葉に随分悩みました。

それは法令順守では微妙に伝えたい事が違う気がしていたからです。

結局、「道徳」という言葉に行き着くのに1週間ほどかかりました。

たった一言のカタカナ語を日本語に置き換えるのに、1周間も頭で考える。私って相当な暇人でしょ?

 

何をしたらいいか、してはいけないかよく分かる

道徳と表現すれば受け取った側が何をしていいか、或いはいけないか、判断できると思います。

明確に解りやすく誤解のないよう、簡潔に伝える事ができるのも大和言葉のいいところです。

大和言葉はその一語にも「行間」があるんですよね。

その辺りはまたの機会として、なんたって道徳なら小学生でも分かりますもん!

 

大和琴