にほんごで話そっ! 〜カタカナ語への逆襲〜

オーソライズ、タブレット、スマート家電etc. イミワカンナイネ。ここはIT営業マンのブログです。薄っぺらい横文字に違和感を感じている皆さんへお届けするブログです。

レビュー ⇒ 凡人意見

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意味:)1 再調査。再検討。 2 批評記事。文芸・芸能などに関する評論。論評。また、評論雑誌。「ブック―」(gooより)

 

ふと思い出した事が、師匠の次の言葉。


「現代は全人類が評論家気取りになっている、恐ろしい時代だ。」


思えば、ついこの間買った机もamaz○nのレビューをみて買いました。
とその机に向かいながら、今日もカタカナ語を成敗していきます。

 

全人類総評論家時代

本当に恐ろしいことに、全人類が評論家になる時代がやって来ました。
本を例にとってもamaz○nには膨大なレビューがあり、それを参考に買う方も多いでしょう。


でも考えてみてください。
どこの誰かも、教養のある方かも分からない人の意見を鵜呑みしていませんか?

 

レビュー者の力量

「この本から学ぶものはなかった、という人がたまにいるが、それは真実ではない。

実際は本の内容が良くないのではなく、読んだあなたがそのレベルに達していないのだ。」

 

この言葉を聞いた時、ハッと気付いたんです。

確かに、評価を投稿している人の多くは、月に何冊の本を読む人だろう。
ましてや、自分で執筆した事がある人は、何人いるのだろう。

骨董品の価値が凡人では分からないのと同様だと思います。

 

凡人意見

さらに、匿名投稿=責任を追わない、という構図が拍車をかけていると思います。

だから私は気をつけています。

「レビュー」=「凡人意見」である、と。


試しにレビューと書いてある所を凡人意見と読み替えてamaz○nを覗いてみましょう。
私は今までほとんど疑問を持たず凡人意見をそうだそうだ!と読んでいたようです。
玉石混交、見極める鍛錬は続けていかなければ!

 

大和琴

 

コストパフォーマンス(コスパ) ⇒ 円満

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意味:) 支出した費用とそれによって得られたものとの割合。費用対効果。

 

男A「ここのチャーハン、ボリューム多くてマジコスパいいな!」

男B「だな!向かいのイタリアン、コストかかり過ぎだし。ボッタクリだわ。」

 

コスパは人それぞれ

高性能、量が多い、味が美味しい、限定品、オマケがついてる、丈夫、などなど。
何に惹かれるかは人によって異なります。

ですが最近は他人のコストパフォーマンス発言を気にする事が多くなってきました。

 

他人の意見がそんなに気になります?

この本が面白いとか、このお店が美味しいとか。。

 

意見しているその人、本当にあなたの為に言ってくれています?


面白くなくても、不味くても、いいじゃないですか。
失敗も大事な経験になりますし、笑いのネタにもなります。

なにより自分で試してみた、という事が一番重要です。

 

お金を満足させる

でも失敗ばかりでは気が滅入ってしまいますよね。

出来たらちゃんと見極める目を持ちたいです。

 

 

その方法として、「お金が満足するか」を考えてみるのはいかがでしょう?

 

 

自分視点から一歩下がって、お金がその支払いに喜ぶかなって考えると、新鮮な発見がありますよ!
コスパ良いと思っていたものが、実は間違っていたなんてことも見えてくるかも。
そういった意味で、このカタカナ語には、「円満(=円が満足する)」と代わりに使ってみて下さい。

 

いやーホントこのブログ、無料だし円満いいなぁ!

 

ついでに円満な私のオススメ

 

 

 

大和琴

 

コミットメント ⇒ 血判状

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意味:)約束。誓約。公約。確約。(gooより)

 

前回から引き続き、約束にまつわる言葉です。

マニュフェストが政治の場面で、コミットメントが仕事場で使われる言葉かな、という印象です。

 

私の感覚では、コミットメントの方が、守って当たり前感が強いです。

 

信用>お金

「失ったお金を取り戻すのは簡単だ。また働いて稼げばいい。」

「失った信用は、そう簡単には取り戻せない。」

 

これは師匠から頂いた言葉で、さらに「でもな、自信だけはどんな事があっても、失ったらいけないよ」と続きます。

 

タダほど高いものはない。という言葉の通り、お金で解決できない事はそれなりの時間を労力を必要とします。

約束反故による信用失墜なんて、まさにそれですね。
だからこそ、横文字なんて使わずに、大和言葉で正しく自分の胸に刻む生き方をしませんか?

 

言葉の重みを利用する

血判状を書いたことがある人は、ほぼいないでしょう。

私もありません。


それでも、言葉が持つ気迫と重さ、そして真剣度は心に伝わってきます。
想像してみてください。

「私のコミットメントは血判状と見て頂いて構いません」と言われたら、真剣度が変わってきますよね。

 

なにか、言った人の血が流れるイメージが伝わります。
マニュフェスト、コミットメントは血すら流れない。

 

 

ん? あーっ、そうか!

 

 

 

間違えました、血は流れるんです!

約束した相手の血が。

 

大和琴